親父の手帳



東大病院神経内科に入院していた頃の最後のページ

まだ手帳には書き込めるページが沢山あったが
簡単に開けるようにここを選んだのだと思う。

手帳には
ペルマックスやメネシットの名前がある。
そして
手足、指固い、筋肉の硬直、失神、めまい、低血圧、レボドパ 話し方が悪化
従来の薬(血圧(降圧剤)、胃酸の薬に戻して欲しい)
などが書かれている。

これを服用を始めてからの副作用をここに記して医者に訴えたが
聞き入れてもらえず、わずか1ヶ月の間に病状は急変した。
入院して帰宅する間(約1ヶ月)に
手足が動かず話もできない人間になっていた。

担当医である女性は、その後来なくなり 親父の担当は、研修生に変わった...

その後親父は、
国立精神神経センター武蔵病院
都立神経病院

と転移していったが
どちらの医者も、服薬や医療に関する相談を患者や家族がすることを拒否した。

都立神経病院
の医者に親父の病気は急速に進行していると言われた。 ではどこがどう進行しているのか?と説明を求めると

「医学的なことをいちいち説明する必要はない。
断片的な知識しかない人に理解できるわけがない。
そんな時間をとるのは迷惑だ。」

という有様だった。
きわめて丁重な口調で話したのだが
医学的な話をしたとたんに牙をむき出しにされた。

我々は医者に高額な医療費を支払っている。
彼らは、その金は、神前に納められたものだと思っているらしい。

医療がビジネスならば、我々は客だということを訴えたい。

そして、医者主体ではなく患者主体の医療になるように...


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